2009年01月
2009年01月31日
いぶき、あれこれ。
GOSATこと「いぶき」はあっさりとクリティカルフェーズを終了し、初期機能確認運用期間に入りました。とりあえず健康であることは分かったので、これから観測機器の電源を入れて使えるかどうかチェックしていくわけですね。念には念を入れて冗長性を組んだ「いぶき」は健康そのもので、心配されていた打ち上げも一年のブランクを感じさせない見事なものでした。関係者の皆様おつかれさまでした。
打ち上げに関連して動画やCGがいろいろでてきますが「いぶき」はかっちょえーですね。いぶきのデザインはちょっと特徴的だと思います。通常、衛星というと大きな箱の中に観測機器を詰め込んで電池をブスッと刺したイメージなんですが、「いぶき」の場合は芯となるフレームに観測機器をあとから貼り付けたイメージ。もしかしたらあの衛星のノウハウがこっちにも生きているのかなあと一人考えているのですが(どっちもプライムがMさんだ)、裏もとってませんしあくまで主観なのではっきりとは言わない(下手に言うと怒られそうだ・・・)。
H-IIAの打ち上げも今回で15回目ということで新鮮味も薄れてくるというモノですが、今回は広報が素晴らしい。なんといってもロケットから分離した「いぶき」が撮影したH-IIAの2段目!一度見てみたかったシーンですがコレがこんなに素晴らしい解像度で公開されるとは。まだH-IIAにくっついたままで放出をまつ子衛星たち。よく見ると左端に「いぶき」が写っているのでロケットと衛星8機が一葉に上手く収まったとても良い写真だと思います。(→ココ■)
今回は画像だけでなく動画も公開されています。分離シーンは言うまでもありませんが、太陽電池パドルが展開するシーンまで動画になってます。解像度も高く、大変に美しい「いぶき」の羽化の光景をぜひどうぞ。
あ、告知が遅れましたが「東京とびもの学会」さまのイベントパンフに「いぶきたん」を描かせて頂きました。冬コミでチラシを見かけた方もいらっしゃるかもしれません。自分にしてはとても可愛く描けたと思うので機会がありましたら是非見てやってください。
2009年01月22日
ナイスな椅子
こんにちは。最近はpixivなんかもご無沙汰してしまっているので久しぶりにイラストを投下しました。以前発行した自転車本の表紙に色つけただけなんですが、見てやってください。同じイラストですが大きいデータはピクシブに。
長く使っていた作業椅子(エクア2)がガスシリンダーが逝ってしまい、とうとう用途廃止に。がっちりとした作りとリクライニングするときのしっとりとした感触が気に入っていたのですが残念でした。20年以上も使っていた学習机についてた椅子の次の、初めての事務椅子だったので感慨もひとしおでございました。ただ座面調整レバーの位置がよくなくて、うっかり足が触れて座面が急降下するのはいただけなかったな。
しばらくは我慢して使っていたのですがやはりこれでは腰を痛めてしまうと言うことで、中古オフィス家具屋巡りの旅に。最近の不景気で、こうした中古事務用品市場がかなりだぶついてるというのもありましたので。実際にいってみるとすごいんですね。普通にアーロンとが並んでて相場も随分落ちてる。お買い得ですよ奥さん。アーロンは自分の環境には合わないので外し、結局選んだのがsteelcaseのkart。お値頃な値段と、シンプルでカッコイイスタイルが二重丸。脚が大きくてあちこち干渉するんで色々調整が必要そうなんですが上手くやっていけそうです。
・アニメ:ホワイトアルバムが始まりました。作画も崩れずいい感じ。期待の緒方理奈も予想以上に理奈していて良いと思います。でもあのアニメを最終回まで見る体力は多分無いです。あとはアニメではないですが「ギャラクティカ」が好み。ミリタリーとSFの混ぜ具合がうまくバランスしていると思います。これがあれば今期は乗り切れるかな。
いぶき:現地組の皆さん、お疲れ様です。帰ったら私にも写真ください。ロケットの打ち上げは一日遅れると3000万くらいかかるらしいんですが、「いぶき」は折角打ち上げコストを従来機の一割減にまで追い込んだのに、こういうところで余計なお金かかるのはくやしいでしょうな。最近の円高もつらいだろうなあ。
ではみなさま、打ち上げが無事済んだ頃にまたノシ
2009年01月09日
スピリッ子、5歳!
今更ながらではありますが、冬コミ参加された皆様ありがとうございました。イベント前日より風邪を引いてしまい、年末年始は結局寝ておりました、馬鹿ここに極まれりです。今年のイベント活動は5月のコミティアが最初になるかと思います。今年も宜しくお願いします。
最近全くいいところがないNASAでありますが、火星探査車スピリッツが5才を迎えました。おめでとう!妹のオポチュニティの誕生日はもうちょっとあとかな。2004年1月3日に着陸した彼女は、想定された設計寿命の三ヶ月を大幅に超えて超えて5年の歳月を生き延びています。太陽電池の上に砂がもっさりと覆っていて、これが最終的な寿命を決めてしまうことになるはずなのですがとりあえず現状では元気に動き回っているみたいです。朝出社して、職場で火星上をドライブして、家に帰るってどんな生活なんだろうなと思います。スピリッツの妹となるマーズサイエンスラボラトリーは例によって開発が炎上しているため、スピリッツ姉妹にはもうちょっと頑張って頂きたいです。イラストは遙か昔の個人誌「Orbitalpretty 02」から。古い絵でごめんなさい。