お仕事
2014年11月18日
2013年03月17日
「ボクの考えた宇宙船」
春は変化の季節と言えると思いますが、私自身公私共々わやくちゃな状況でございます。こんにちは。
■今日は以前ご案内した「マツド・サイエンティスト・ナイト2 〜ART of Spacecraft〜」のことなどをすこし。このイベントは宇宙機エンジニアである野田篤司さんやデザイナーである山中俊治さん、コスプレイヤーの秋『』さんに私が混じって「かっこいい宇宙機とはなんぞや」というトークをするイベントでした。各者各様の俺宇宙船プレゼンを行う形式として事前に伺っていたので、当日しきしまが用意した2案を今日はご紹介したいと思います。
■デザインしたのは地球往還用のシャトルと軌道上の母艦。全体として、他の方々がガチなプレゼンを繰り出してくることは当然なので、立場的な棲み分けの意味も考えて、創作作品で使いやすい宇宙船デザイン(突っ込みどころの多いデザイン)を用意しました。事前の打ち合わせで感じたイベントのコンセプトを優先に、今現在の実現可能性などは無視して、個人で宇宙船が選択できる世界観をデザインの一番外側の風呂敷にしています。カッコイイ宇宙船をコンセプトにしてしまうとどうにもとっちらかった感が出てしまうので、「所有するならどんな宇宙船がいいか」もしくは「マンガに出すならどんな宇宙船がいいか」という視点でまとめました。
MODEL-A。俺宇宙船デザイン1号。見たまんまシャトルです。今の流行は再突入機といえばアポロ形式ですが、個人的に所有したいのはやはり有翼機(再使用機)。自分で所有するならば、宇宙船は一つの船体を改修しながら長く乗りたいですし、帰還時に業者に海上回収依頼をするよりも、宇宙港にさくっと降りて船を空港の格納庫に預けて家に帰りたい。何か特別に必要な機能が求められるときは、カーゴベイの中のドッキングポートを使って機能拡張を行う仕様。操縦時の見晴らしが良いこと、漫画作品中であれば船外から操縦手がよく見えた方が良いと言うことで対戦車ヘリのようなタンデム複座としています。とにかく小さくすることにこだわったのはH-IIBのフェアリングやC-2輸送機にも入れられるよう意識したから。
「どんな宇宙船が欲しいか」という視点の根っこは自分が昔のっていたSERAの思い出とか経験がそのままベースになってます。つまりは求めたモノは家族で旅行に行く為のワンボックスでは無くて、個人でちょっと景色の良いところを散策するお散歩カーであったということで。
MODEL-B。俺宇宙船デザイン2号。1号があまりに無難だったのと、野田さんや山中さんが、惑星間航行を目的とした宇宙船デザインを用意されていることは事前に分かっていたので、同じ議論に乗るために用意した遠出するための宇宙船。
キャビンや推進モジュールを直径4mとして、ロケットでモジュールごとに打上げることを考えたりしてますが、基本的には絵的に面白い事を優先に。推進器はHTVの推進モジュールの使い回しという設定。巨大風船を細長い宇宙船が前後に貫通している、原始肉型とも言える構造。中が広いことだけが特徴です。船体上部のH/Gアンテナは光通信用の光学アンテナとしデータ中継衛星を常時自動追尾しています。
お散歩カーがあるのなら、その対局として欲しいと思ったのが超長距離を移動するための大型船、つまりはこっちはカーフェリー。
2013年02月02日
2月5日 マツドサイエンティスト・ナイト2
どうもご無沙汰しております。もう冬コミから一ヶ月とか、あっというまでございます。お知らせです。
2月5日(火曜日です)、新宿ロフトプラスワンで行われる「マツド・サイエンティスト・ナイト2 〜ART of Spacecraft〜」に出演させて頂くことになりました。宇宙機エンジニアである野田篤司さんやデザイナーである山中俊治さん、コスプレイヤーの秋『』さんに混じって「かっこいい宇宙機とはなんぞや」というトークをします。・・・というかすることになっているのですが、プレゼン資料も作ってるのですが、結局は出たとこ勝負みたいな感じでロフトプラスワンのイベントらしくどう転ぶかよくわかりません。関係者の方に事前に話を振った感じでは「カッコイイ宇宙船?、そんなの工学的に無理に決まってるじゃ無いか。はい終了」。という感じにはまずならないはず。
こういうイベントで絵描きさんがいらっしゃるのかはよく分かりませんが、絵描きに役立つ宇宙機デザインの成り立ちみたいなこともすこし会話のネタとして触れられたら良いかなと考えてます。萌について話して欲しいとのことですが、「擬人化デザインで黒ストにするか白タイツにするかは熱設計的にも大変重要で(キリッ)」ってかんじでいいのかな・・・ともあれ楽しい夜にしたいです。
18才以上の皆様、お待ちしております。
・ロケットまつり事務局
『2.5(火)「マツド・サイエンティスト・ナイト2」のお知らせ』
http://rocketfes.com/post/40319172747/2-5-2
・ROOFTOP
『宇宙を飛ぶ宇宙船や人工衛星にとって『格好良い』ってなんだろう?』
2.5(火)夜ロフトプラスワン開催「マツドサイエンティスト・ナイト2
~ART of Spacecraft~」
http://rooftop.cc/interview/130202161359.php
2012年04月27日
スペースガールズ 少女宇宙開発全集
どうもご無沙汰です。まずは露骨に宣伝です。他に連絡が三つ。
26日発売のイカロス出版さまの美少女宇宙開発図鑑「スペースガールズ 少女宇宙開発全集」に1枚描かせて頂きました。私が書いたのは火星探査機「のぞみ」。現代萌衛星図鑑では小さなカットしか載せられませんでしたけど、今回はB5フルカラーで、思い残すことが無いくらいにめいっぱい手を入れました。衛星本同人誌の4段目で初めて「のぞみ」デザインしてからすでに7年。その間に判明したディティールを追加してデザイン自体もアップデートしました(特に最近やっと全体像が分かった火星撮像カメラとか)。本誌は宇宙開発全集の名に恥じず、擬人化の他に実機イラストもあり、テキストも大変に豊富なので、大変に読み応えがあるのが嬉しいです。よろしくおねがいします。
・・・というかみんなカワイイしキラキラしてますな・・・ホントに・・・うちももうおはらいばこですなあ・・・。
■あとは連絡。まずはコミティア。5月5日のコミティアに参加します。[す-31b:teardrop]です。新刊はコピー的なアイテムを出すべく調整しています。「あかつき」本も再版します。COMIC ZINさんでの通販もティア以降始まる予定です。新刊情報は多分ギリギリの告知になると思うのでイベント前日の晩にでもここを見て頂けるとよいかも。
二つ目。NYAISASメールマガジンに寄稿させて頂きました。題材は私が初めて種子島でH-2Aロケットを見たときの思い出話です。もうあれから9年か・・・。
三っつ目、先日の筑波宇宙センターの一般公開の短いレポをさてらいこjpに上げました。筑波の一般公開も年々人が増えて賑わってきているようで嬉しいです。
以上三件、駆け足なご案内で申し訳ありませんがよろしくおねがいします。
以下、チラシの裏----
・映画:「バトルシップ」見てきました!いやいやかつてあれほど現用艦船ファンを男泣きさせた映画があったでしょうか。5インチ砲、CIWS、Cal50、16インチ砲・・・これまでの現用兵器が単なる雑魚キャラに過ぎなかったエイリアン映画とは一線を画した素晴らしい映画です。こういう元気の出る映画はぜひ大画面で見て頂きたいと思います。わたしもティアが終わったらもう一回行きます。
・アニメ:・・・うーん今期はどうも・・・。いまのところ「謎の彼女X」がいいかな。「つり球」も良さそうなんですがリアルタイムでしか見られない番組は大体原稿の修羅場の時に視聴が切れてしまうんですよね。
・おうち:最近自宅に耐震改修の話が持ち上がってます。古い家なので切迫した課題なのです。とはいえ諸事情からどうしても壁や床を剥がしたりが出来ないので、効果は落ちても外付けの補強しか出来ないような雰囲気で・・・、しきしまはこうしたことでの業者運が本当に悪いので気が重いです。
それではコミティア前日までもう少々潜ります。